前庭と一体となった風景を見せる民家。



家が一体の空間となるしつらえの内部。



玄関から見た座敷から仏間のおおらかで格調ある空間。


 

 

住まいの情報

竣工年月 2014年1月
施工面積 243.0㎡
地  域 越前町

お客様の声

Q.

家の歴史
A.
明治の中頃の建築と思われる。当初は茅葺き屋根であったが明治の末に瓦葺きにしたと聞いている。屋根裏はシツと呼んで床は竹簀子が張ってあり、カイコを飼っていた。瓦屋根に葺き替えて百有余年が経過し、今日の古民家再生となった。

Q.

再生を決めた理由をお聞かせください。
A.
「今新築で建てても約80年の耐用と考える。この100年たった古民家でも木材がしっかりしているから80年以上は大丈夫」と言われ、先祖が持ち山から切り出した木材で建てて守り続け、ファミリーストーリーを刻んできたわが家。これを残し、先祖への感謝の気持ちで再生の決断をした。

Q.

再生をしてみて大変だったことをお聞かせください。
A.
押し入れの昔の長持、鍵の開かない箪笥に、屋根裏の鉄鍋、茶釜、桶など「煤と埃」の舞う中での作業は大変で、100年の埃を払った感じがあった。
ケヤキの柱、梁、床材の調達のためにアチコチ回って苦労したが材木の良い勉強になったと思う。
地区の神社の行事ではわが家が休憩所となり、完成間際だったので気をもんだが、無事に役目を果たすことができて安心した。

Q.

再生後の生活はどのように変化されましたか?
A.
後期高齢者となっている姉妹が「古い家を残してくれて、子どもの頃の思い出までもがリニューアルされたようで帰郷するのが楽しみやよ」と言ってくれ苦労が報われた思いだ。
室内を拭き漆にしたことで、昔の古い白黒写真をカラー写真にしたようで古民家の味わいがいっそう深いものとなり、季節の草花や調度品をあしらい、あれこれ老後の楽しみとなっている。

Q.

これから民家再生を考えている方にアドバイスやメッセージをお願いいたします。
A.
業者選びのポイントとして施主の構想、思い理解し相談に答えてくれることや、完成後の不具合、気づきにも柔軟に応じてくれること。
単に「見てくれ」だけでなく耐震補強の対策に十分に配慮したプランの提案と、補助金制度、節税対策などの情報収集やアドバイスをもらえる会社を選ぶことを勧める。

「越前の民家再生」実績集より